(2012年6月実施)



I.実態調査について

1.目的

道路混雑の原因になっている違法駐車問題は、集配車両を中心としてトラック運送業においても切実な課題である。このことをふまえ、とくに都市部の主要道路における違法駐車ならびにトラックベイや貨物車専用パーキングにおける一般車の駐車状況等の実態調査を行い、そのデータをもとに今後駐車場整備等の要求資料とするとともに、中央・地方における道路交通環境の改善にむけた運動に資することとする

2.調査方法

(1)調査対象地域については、各都道府県の県庁所在地またはそれに準ずる都市の違法駐車が多い地点を選定した。
その結果、沖縄県を除く46都道府県の71都市・418地点で調査を実施した。

(2)2012年6月8日を統一行動日に設定し、調査を実施した。
調査時間は10時から12時、13時から15時の4時間とし、1時間ごとに対象地域における違法駐車車両の数を徒歩または車両による巡回方式によってカウントした。
なお、全国で771名がこの調査に参加した。

(3)違法駐車車両は、次の車種区分によって集計した。
・営業用トラック 〜 2トン以上の営業用ナンバー
・自家用トラック 〜 2トン以上の白ナンバー
・自家用乗用車他 〜 自家用乗用車、バンなど

 

II.集計結果の概要

2012年度調査概要

(1)違法駐車車両は減少傾向
 全国の調査地域での違法駐車車両総数は33,166台(前年は33,740台)であった。
 その内訳をみると(図表1-1)、営業用トラック20.1%(6,671台)、自家用トラック16.1%(5,352台)、自家用乗用車他63.7%(21,143台)と、前年に比べ自家用乗用車他は台数・比率ともに若干低下したものの、依然として全体の約3分の2を占めている。
 また、トラックにおけるワンマン・ツーマン別での違法駐車(図表1-2)は、見分けが困難な車両も多くあるが、調査した数字では、1割弱が「民間委託に対応」して、ツーマンでの駐車であることがわかる。

 

図1-1 違法駐車の割合

 


図表1-2 ワンマン・ツーマンの違法駐車

時間帯 営業用トラック 自家用トラック
ワンマン ツーマン ワンマン ツーマン
10:00〜11:00

1,960

247

1,573

109

(88.8%)

(11.2%)

(93.5%)

(6.5%)

11:00〜12:00

1,435

199

1,317

92

(87.8%)

(12.2%)

(93.5%)

(6.5%)

13:00〜14:00

1,234

153

1,081

79

(89.0%)

(11.0%)

(93.2%)

(6.8%)

14:00〜15:00

1,293

150

1,035

66

(89.6%)

(10.4%)

(94.0%)

(6.0%)



 

(2)トラック・タクシーベイや貨物車専用パーキングの違法駐車状況  
 トラックベイおよび貨物専用パーキング、タクシーベイでの一般車(自家用乗用車他)の違法駐車については(図表2-@)、全体で508台となっている。
 なお、地域によって傾向の違いがあるものの、全体としては時間帯による違法駐車車両台数の差異は見られなかった。


図表2-1 トラックベイ・貨物車専用パーキングでの一般車(自家用乗用車他)違法駐車

調査場所 パーキング区分 設置数 10〜11時 11〜12時 13〜14時 14〜15時
埼玉 さいたま市

トラック・タクシーベイ

0

0

0

0

東京

新宿区

トラックベイ

1

0

0

0

貨物車専用

26

0

2

6

5

中央区

貨物車専用

31

0

0

0

0

台東区

貨物車専用

61

1

2

9

10

神奈川

川崎市川崎区

荷捌き場

3

5

10

0

3

横浜市青葉区

荷捌き場

4

1

4

6

7

平塚市

荷降しスペース

1

0

0

0

0

静岡

静岡市

貨物車専用

3

 

 

 

 

京都

京都市

貨物車専用

0

0

0

0

トラックベイ

0

0

0

0

タクシーベイ

0

0

0

0

大阪

大阪市中央区

トラックベイ

11

8

11

7

貨物車専用

13

8

13

12

タクシーベイ

9

17

17

20

岡山

岡山市

タクシーベイ

18

16

17

13

島根

松江市

貨物車専用

4

2

1

2

広島

広島市

トラックベイ

9

13

4

7

山口

徳山市

タクシーベイ

15

14

13

14

香川

高松市

貨物車専用

2

 

 

 

 

トラックベイ

2

 

 

 

 

徳島

徳島市

タクシーベイ

 

 

 

 

福岡

福岡市

貨物車専用

73

4

5

5

3

長崎

長崎市

トラック・タクシーベイ

19

31

21

24

26

大分

大分市

トラックベイ

2

7

1

1

0

宮崎

宮崎市

タクシーベイ

0

0

0

0

鹿児島

鹿児島市

タクシーベイ

0

0

0

0

合 計 227 129 123 127 129
508


 

(3)トラックは午前に集中する傾向にある
 調査時間帯ごとの車種別構成をみると、時間帯による車種の比率に大きな差は見られず、いずれも自家用自動車他が全体の約3分の2を占めている。(図表3-1、図表3-2)

図3-1 車種別違法駐車

 

 


図表3-2 車種別違法駐車

時間帯

営業用トラック

自家用トラック

自家用乗用車他

合計

10:00 〜 11:00

2,207

22.9%

1,682

17.5%

5,741

59.6%

9,630

100.0%

11:00 〜 12:00

1,634

19.6%

1,409

16.9%

5,303

63.5%

8,346

100.0%

13:00 〜 14:00

1,387

18.3%

1,160

15.3%

5,051

66.5%

7,598

100.0%

14:00 〜 15:00

1,443

19.0%

1,101

14.5%

5,048

66.5%

7,592

100.0%

合計

6,671

20.1%

5,352

16.1%

21,143

63.7%

33,166

100.0%

 

    また、車種ごとの時間帯分布をみると、営業用トラック、自家用トラックは午前が午後を上回っていたのに対し、自家用乗用車他は変化がなだらかとなっている。このことは、トラックにおける業務が午前に集中する傾向にあると言える。(図表3-3・4)

 

 

図3-3 時間帯別違法駐車

 

 


図表3-4 時間帯別違法駐車

時間帯

営業用トラック

自家用トラック

自家用乗用車他

合計

10:00 〜 11:00

2,207

33.1%

1,682

31.4%

5,741

27.2%

9,630

29.0%

11:00 〜 12:00

1,634

24.5%

1,409

26.3%

5,303

25.1%

8,346

25.2%

13:00 〜 14:00

1,387

20.8%

1,160

21.7%

5,051

23.9%

7,598

22.9%

14:00 〜 15:00

1,443

21.6%

1,101

20.6%

5,048

23.9%

7,592

22.9%

合計

6,671

100.0%

5,352

100.0%

21,143

100.0%

33,166

100.0%

 

 

(4)車種別の構成が大きく異なる地域もある
 調査対象のうち、政令指定都市とそれ以外の2区分で車種・時間帯別の構成比を見ると(図表4-1)全国平均とほぼ同じ傾向を示している。しかし、個別に見ると、東京・静岡・広島の自家用トラック、横浜・川崎・新潟・神戸・福岡の自家用自動車他が、時間帯によっては全国平均を20ポイント以上上回っている。


図表4-1 主要都市の違法駐車

車種・
時間帯

都市

営業用トラック

自家用トラック

自家用乗用車他

10 〜 11

11 〜 12

13 〜 14

14 〜 15

10 〜 11

11 〜 12

13 〜 14

14 〜 15

10 〜 11

11 〜 12

13 〜 14

14 〜 15

札幌

34.9%

17.9%

12.1%

17.6%

20.5%

18.4%

16.5%

18.2%

44.6%

63.8%

71.4%

64.2%

仙台

23.3%

19.5%

24.5%

26.5%

12.8%

14.9%

8.2%

11.1%

64.0%

65.6%

67.3%

62.3%

さいたま

31.3%

31.1%

28.5%

26.4%

24.2%

20.5%

21.9%

19.3%

44.5%

48.4%

49.5%

54.4%

千葉

20.4%

18.9%

15.9%

20.7%

17.9%

22.5%

19.3%

21.8%

61.7%

58.6%

64.8%

57.5%

東京

24.7%

23.0%

13.6%

15.5%

38.1%

27.0%

27.8%

24.9%

37.2%

50.0%

58.6%

59.7%

横浜

0.0%

0.0%

0.0%

0.0%

100.0%

100.0%

川崎

0.0%

0.0%

100.0%

新潟

12.3%

6.3%

8.3%

0.0%

2.5%

1.6%

0.0%

0.0%

85.2%

92.2%

91.7%

100.0%

静岡

33.9%

34.1%

28.6%

23.1%

51.8%

56.8%

32.1%

30.8%

14.3%

9.1%

39.3%

46.2%

名古屋

15.4%

12.1%

11.7%

11.9%

15.8%

13.8%

11.1%

12.5%

68.8%

74.2%

77.1%

75.6%

京都

23.9%

19.5%

19.0%

17.2%

24.7%

27.5%

26.0%

24.2%

51.4%

53.0%

55.0%

58.5%

大阪

29.0%

29.9%

26.1%

27.3%

16.8%

17.6%

16.2%

14.9%

54.2%

52.5%

57.6%

57.8%

神戸

9.8%

7.7%

6.7%

6.5%

6.9%

5.5%

6.7%

3.9%

83.3%

86.8%

86.7%

89.6%

岡山

16.7%

29.3%

12.9%

28.6%

9.5%

14.6%

9.7%

3.6%

73.8%

56.1%

77.4%

67.9%

広島

35.3%

23.8%

28.8%

23.8%

27.5%

39.0%

28.8%

19.0%

37.3%

37.1%

42.5%

57.1%

福岡

13.3%

12.8%

14.3%

7.5%

13.3%

17.9%

10.7%

2.5%

73.3%

69.2%

75.0%

90.0%

熊本

33.0%

12.4%

18.4%

24.1%

27.8%

33.6%

25.4%

22.2%

39.1%

54.0%

56.1%

53.7%

上記都市

23.5%

19.7%

18.2%

18.8%

18.0%

17.3%

15.5%

14.5%

58.6%

63.1%

66.4%

66.7%

上記都市以外

21.8%

19.3%

18.5%

19.6%

16.4%

15.9%

14.6%

14.4%

61.7%

64.8%

66.8%

66.0%

全国平均

22.9%

19.6%

18.3%

19.0%

17.5%

16.9%

15.3%

14.5%

59.6%

63.5%

66.5%

66.5%

 

    都道府県別の構成比をみると(図表4-2の右)、栃木の営業用トラック、静岡・高知の自家用トラック、神奈川・新潟・三重・兵庫・山口・長崎の自家用自動車他が全国平均より20ポイント以上上回っている。
 なお、3年間(2010〜2012年)の違法駐車台数の推移は、図表4-3のとおりである。


図表4-2 車種別・都道府県別構成比

構成別
車種

都道府県

車種別構成比(全国合計を100 )

都道府県別構成比(各都道府県の合計を100 )

営業用
トラック

自家用
トラック

自家用
乗用車他

合計

営業用
トラック

自家用
トラック

自家用
乗用車他

合計

北海道

10.9%

10.5%

9.6%

10.0%

21.9%

17.0%

61.2%

100.0%

青森

2.2%

0.6%

1.6%

1.6%

28.1%

5.7%

66.2%

100.0%

岩手

1.1%

1.1%

0.6%

0.8%

29.1%

22.2%

48.7%

100.0%

秋田

1.2%

0.6%

0.9%

0.9%

26.3%

10.8%

63.0%

100.0%

山形

1.1%

0.5%

0.8%

0.8%

25.6%

10.5%

63.9%

100.0%

宮城

2.4%

1.5%

2.1%

2.1%

23.3%

11.9%

64.8%

100.0%

福島

1.3%

2.6%

1.1%

1.4%

19.2%

30.2%

50.6%

100.0%

群馬

0.5%

0.3%

0.6%

0.5%

18.6%

9.9%

71.5%

100.0%

栃木

1.0%

0.2%

0.3%

0.4%

45.8%

6.9%

47.2%

100.0%

茨城

0.5%

0.4%

0.3%

0.4%

27.9%

18.6%

53.5%

100.0%

埼玉

6.2%

5.6%

3.2%

4.2%

29.5%

21.6%

48.9%

100.0%

千葉

1.3%

1.7%

1.3%

1.4%

19.2%

20.1%

60.7%

100.0%

東京

2.2%

4.3%

1.8%

2.3%

19.7%

29.9%

50.4%

100.0%

神奈川

0.0%

0.0%

0.1%

0.0%

0.0%

0.0%

100.0%

100.0%

山梨

0.5%

0.5%

0.5%

0.5%

19.3%

15.1%

65.7%

100.0%

新潟

0.3%

0.1%

1.0%

0.7%

7.4%

1.2%

91.4%

100.0%

長野

1.1%

1.3%

0.6%

0.8%

26.7%

25.9%

47.4%

100.0%

富山

0.5%

0.4%

0.9%

0.7%

12.8%

8.6%

78.6%

100.0%

石川

1.9%

1.0%

1.1%

1.2%

30.5%

12.4%

57.1%

100.0%

福井

0.0%

0.1%

0.2%

0.1%

7.3%

12.2%

80.5%

100.0%

静岡

0.7%

1.3%

0.1%

0.4%

31.9%

47.5%

20.6%

100.0%

愛知

10.5%

13.6%

18.9%

16.4%

12.9%

13.4%

73.7%

100.0%

岐阜

0.4%

0.3%

0.5%

0.4%

17.9%

12.9%

69.3%

100.0%

三重

0.3%

0.4%

1.5%

1.1%

6.0%

6.0%

87.9%

100.0%

滋賀

2.0%

1.5%

1.3%

1.5%

26.4%

16.5%

57.1%

100.0%

京都

5.4%

8.7%

4.7%

5.5%

20.0%

25.6%

54.4%

100.0%

奈良

0.3%

0.2%

0.3%

0.3%

21.2%

9.6%

69.2%

100.0%

和歌山

1.7%

1.5%

3.2%

2.6%

12.8%

9.0%

78.1%

100.0%

大阪

29.4%

21.3%

18.4%

21.0%

28.1%

16.4%

55.6%

100.0%

兵庫

3.4%

3.2%

11.5%

8.5%

8.1%

6.1%

85.8%

100.0%

鳥取

0.2%

0.3%

0.2%

0.2%

14.1%

21.8%

64.1%

100.0%

島根

0.3%

0.4%

0.1%

0.2%

34.5%

32.8%

32.8%

100.0%

岡山

0.5%

0.3%

0.5%

0.4%

21.8%

9.9%

68.3%

100.0%

広島

1.5%

1.9%

0.7%

1.0%

28.3%

29.7%

42.0%

100.0%

山口

0.2%

0.4%

1.3%

0.9%

4.2%

7.2%

88.6%

100.0%

香川

0.7%

0.9%

1.2%

1.0%

13.2%

14.1%

72.7%

100.0%

徳島

0.4%

1.6%

1.3%

1.2%

7.8%

21.4%

70.8%

100.0%

高知

0.3%

1.4%

0.5%

0.6%

10.7%

37.2%

52.0%

100.0%

愛媛

1.1%

1.4%

1.1%

1.1%

19.3%

20.3%

60.4%

100.0%

福岡

0.3%

0.3%

0.6%

0.5%

11.8%

11.2%

77.0%

100.0%

佐賀

0.4%

0.7%

0.4%

0.4%

20.4%

24.5%

55.1%

100.0%

長崎

0.0%

0.1%

0.5%

0.3%

0.0%

3.9%

96.1%

100.0%

熊本

1.5%

2.3%

1.1%

1.4%

22.0%

27.3%

50.7%

100.0%

大分

0.6%

0.8%

0.3%

0.5%

27.7%

29.0%

43.2%

100.0%

宮崎

0.6%

1.2%

0.8%

0.8%

14.7%

24.5%

60.8%

100.0%

鹿児島

1.3%

0.8%

0.5%

0.7%

38.4%

18.8%

42.9%

100.0%

合計

100.0%

100.0%

100.0%

100.0%

20.1%

16.1%

63.7%

100.0%

 



図表4-3 違法駐車台数の推移

車種/年

都道府県

営業用トラック 自家用トラック 自家用乗用車他 合計

2010

2011

2012

2010

2011

2012

2010

2011

2012

2010

2011

2012

北海道

582

539

726

407

460

563

2,313

2,248

2,032

3,302

3,247

3,321

青森

118

113

148

63

49

30

264

281

348

445

443

526

岩手

64

51

76

57

60

58

166

132

127

287

243

261

秋田

133

47

78

23

23

32

145

149

187

301

219

297

山形

54

55

71

25

36

29

88

125

177

167

216

277

宮城

120

129

160

76

50

82

287

376

446

483

555

688

福島

167

109

89

153

102

140

281

277

235

601

488

464

群馬

27

23

32

16

14

17

81

65

123

124

102

172

栃木

67

88

66

38

6

10

123

97

68

228

191

144

茨城

24

33

36

16

18

24

44

61

69

84

112

129

埼玉

459

349

411

380

213

301

727

557

681

1,566

1,119

1,393

千葉

138

90

86

94

72

90

215

95

272

447

257

448

東京

133

191

150

228

339

228

196

329

384

557

859

762

神奈川

46

0

0

103

0

0

276

0

16

425

0

16

山梨

37

29

32

23

23

25

110

80

109

170

132

166

新潟

21

15

18

23

20

3

226

171

222

270

206

243

長野

68

83

72

47

68

70

80

119

128

195

270

270

富山

35

43

31

15

86

21

268

269

191

318

398

243

石川

61

81

125

16

77

51

45

198

234

122

356

410

福井

0

0

3

0

1

5

6

15

33

6

16

41

静岡

14

46

45

31

70

67

55

73

29

100

189

141

愛知

931

1,055

699

928

1,012

728

4,481

4,962

4,006

6,340

7,029

5,433

岐阜

14

21

25

18

20

18

61

135

97

93

176

140

三重

34

31

22

23

21

22

339

271

321

396

323

365

滋賀

118

15

131

96

17

82

365

30

284

579

62

497

京都

510

369

363

447

312

465

1,096

1,075

987

2,053

1,756

1,815

奈良

26

5

22

36

5

10

92

55

72

154

65

104

和歌山

103

97

111

83

86

78

862

695

675

1,048

878

864

大阪

2,553

1,932

1,958

1,339

1,280

1,142

4,431

3,745

3,880

8,323

6,957

6,980

兵庫

389

238

228

172

214

173

2,373

2,386

2,423

2,934

2,838

2,824

鳥取

5

13

11

6

5

17

63

76

50

74

94

78

島根

53

4

20

42

18

19

55

30

19

150

52

58

岡山

27

21

31

17

13

14

97

130

97

141

164

142

広島

121

117

97

74

92

102

164

259

144

359

468

343

山口

8

15

13

54

18

22

264

218

271

326

251

306

香川

63

48

46

60

104

49

260

185

253

383

337

348

徳島

23

18

30

69

61

83

317

162

274

409

241

387

高知

21

25

21

52

86

73

157

135

102

230

246

196

愛媛

55

57

73

73

70

77

143

160

229

271

287

379

福岡

56

53

18

69

49

17

301

341

117

426

443

152

佐賀

7

58

30

21

25

36

79

134

81

107

217

147

長崎

47

0

0

140

4

4

142

119

98

329

123

102

熊本

189

87

99

165

85

123

251

214

228

605

386

450

大分

73

87

43

122

54

45

136

165

67

331

306

155

宮崎

49

82

39

26

41

65

83

85

161

158

208

265

鹿児島

70

85

86

34

37

42

73

93

96

177

215

224

合計

7,913

6,647

6,671

6,000

5,516

5,352

22,681

21,577

21,143

36,594

33,740

33,166

 

 

(5)違法駐車取締り民間委託制度の影響

 図表5-1をみると、2006年から2008年にかけて激減している。とりわけ自家用自動車他の違法駐車台数は半数以下に減少した。調査時期の変更(2006年以前は3月調査)を考慮しても、違法駐車取締り民間委託制度(2006年6月施行)の影響によるものと考えられる。
 さらに、2009年以降も全体的に減少傾向は続いており、民間委託制度の導入による違法駐車対策は効果があったものといえる。
 なお、警察庁から警視庁および道府県警察本部あてに、物流の必要性に配慮した駐車規制を行うよう通達が出されているが、未だに地域によっては集配トラックに対する厳しい取締りの実態も報告されており、営業用車両の駐車規制の緩和を求める取り組みが重要である。


図表5-1 違法駐車取締り民間委託による変化