労働時間

実際の残業時間と賃金支給の差

残業の賃金未払いが12.0%

「実際の残業時間で支給されている」は、昨年より2.3ポイント増加の55.7%で、年々増加傾向にあり、「残業はしても支給されない」は、昨年より1.4ポイント減少の12.0%で、2年連続の減少となりました。
「残業はしても支給されない」は全体的に減少しているものの、地域別でみると、四国(15.4%)、北信越(15.1%)、東海(15.0%)で他の地域より高い数値となっています。
また、「残業しても支給されない」を組合の有無で見ると、「組合に入っている」の3.9%に対し、「組合はない」が19.6%、「組合はあるが入っていない」が7.7%となっており、「組合に入っている」と「組合はない」場合で大きな差が出ています。
年収別に「残業はしても支給されない」の割合をみると、年収「301〜400万円」13.7%、「201〜300万円」14.0%、「200万円以下」15.7%と、年収が下がるほど高くなっており、残業代が支給されていない事も低賃金の要因と考えられます。

グラフj1

地域別残業時間と賃金支給

グラフj2

年度別残業時間と賃金支給

グラフj3

年齢別残業時間と賃金支給

グラフj4

年収別残業時間と賃金支給

グラフj5