運輸労連議員懇メンバーの城井崇衆議院議員が
「適正運賃収受実現のための取り組み」について質疑


 3月14日(金)衆議院国土交通委員会において、運輸労連政策推進議員懇談会メンバーの城井崇衆議院議員(福岡10区)より、「適正運賃収受実現のための取り組み」に関する質疑が行われました。内容は以下のとおりです。

城井崇衆議院議員:物流分野におけるドライバー不足解消のための待遇改善について伺いたい。第二百十三回国会で成立した「流通業務の総合化及び効率化の促進に関する法律及び貨物自動車運送事業法の一部改正案」の附帯決議の中に、トラックドライバーの賃金引上げの原資となる適正な運賃収受の実現のための支援策を講じることとあるが、具体的にどのような取り組みを行い、いつまでに実現する見通しか、国土交通大臣にお答えいただきたい。 

中野洋昌国土交通大臣:適正運賃の収受は非常に重要であると認識をしている。適正運賃の収受について、標準的運賃を設定し、適用開始をしたところであり、標準的運賃の周知・浸透を図っていく。そして、荷主等の悪質な行為に対しては、トラック・物流Gメンによる是正指導も行ってまいりたい。また、本日、「第六回我が国の革新に関する関係閣僚会議」が開催され、総理の指示があった。これは、本年四月から施行される改正物流法や、今週閣議決定をされた下請法の改正法案もある。これを契機に、荷主等に対する一層の価格転嫁と取引の適正化を推進してまいりたい。
 さらに、適正運賃収受に加え、附帯決議にある、トラックドライバーの人材の確保及び育成のための支援について、令和六年度の補正予算に、中型、大型免許の取得費用、フォークリフトの運転講習費用、あるいは研修や教育訓練等の人材採用、人材育成に向けた取り組みに対する支援などを盛り込んでいる。引き続き、トラック運送事業に係る取引の適正化、ドライバーの処遇改善に取り組んでまいりたい。  

城井崇衆議院議員:この附帯決議の実施状況については、また次の機会に質疑をさせていただきたい。



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