第63回中央委員会を開催
組合員の生活の維持向上、他産業との格差是正に向け
「大きな変化」につながる春闘へ!

中央委員会全景

あいさつする成田中央執行委員長
運輸労連は1月21日(火)、ライトキューブ宇都宮 (栃木県宇都宮市) にて「第63回中央委員会」を開催。全国から251名(うち女性27名、女性参画率10.75%)の中央委員・傍聴者などが出席し、「2025春季生活闘争方針」を決定しました。
冒頭のあいさつで成田中央執行委員長は、今次春闘を取り巻く情勢について、「燃油費の高止まりや物価高などの影響で取り扱い物流量が減少したことに加え、適正運賃の収受が進んでいない状況にあり、厳しい企業業績にあるが、物流に対する認知度が社会全体で高まりつつある」とトラック運輸業界の置かれた状況を概括。ただし、昨年からトラックドライバーの働き方改革ともいえる「物流の2024問題」がスタートしたこともあり、「政労使、荷主企業、社会全体が私たちの業界にしっかり目を向けていただいている」として、「今こそ、働く仲間の労働環境改善、持続可能な物流を作り上げていくチャンス」と業界変革に前向きな姿勢をみせました。
2023年、2024年に続き高水準の賃上げの勢いを定着させたいという機運が社会全体で高まる中、連合方針を踏まえた運輸労連の統一要求基準については、「所定内労働時間賃金に定期昇給 (相当)分の1.5%と、他産業および業界内における格差是正分ならびにこの間の物価上昇を勘案し、賃金改善分 (含む、格差是正分・物価上昇分)としての4.5%を加えた6. 0%を乗じたものとし、賃上げ要求額は 15,500円中心」との方針が示されました。実現に向けては、「物流に対する社会全体での認知度が高まる中、2025春季生活闘争の交渉は『大きな変化』につながるよう、加盟組合の皆さんと一緒になって頑張りたい」と呼びかけました。
今年7月に控えた第27回参議院議員通常選挙における運輸労連比例代表推薦候補者の紹介では、各候補者から決意表明を受けました。また、祝電・メッセージの中から代表して、連合・芳野会長の連帯のメッセージが紹介されました。
議事では、杉山中央書記長が活動経過を報告し、第1号議案「2025春季生活闘争方針」を提案。5名の中央委員からの質疑・要望に対して中央本部役員が答弁し、絶対多数の賛成で「2025春季生活闘争方針」を可決しました。引き続き、第27回参議院議員通常選挙必勝決議(案)、スローガンが採択され、最後に成田中央執行委員長の音頭による「団結ガンバロー三唱」をもって第63回中央委員会は閉会しました。
 
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