第60回中央委員会を開催
物流を止めてはならないという使命感のもと
トラック運輸産業の価値を高める取り組みを進めよう


中央委員会全景


難波中央執行委員長あいさつ

 運輸労連は1月25日(火)に「第60回中央委員会」を開催し、「2022春季生活闘争方針」を決定。昨年に続き、新型コロナウイルス感染拡大の状況を鑑みWEB開催とし、「全日通霞が関ビル8階大会議室」(東京都千代田区)からの配信に、全国から約229名(うち女性16名、女性参画率7.0%)の中央委員・傍聴者などが出席しました。
 難波中央執行委員長は冒頭あいさつで、昨年は東日本大震災発生10年の節目の年であったことに触れ、また、この間の頻発する地震、各地を襲う豪雨や台風などにより、日頃からの備えが重要であることを再認識。改めてこれまで被害に遭われた皆様へのお見舞いを申し上げました。
 次に、昨今の新型コロナウイルス感染拡大の状況に対し、「三密を避け」「マスクを取って至近距離で話すことを避ける」「手指衛生とマスク着用をしっかりと守る」など、改めて感染予防対策の基本徹底を呼びかけました。そして、コロナ禍で社会・経済が先行き不透明で厳しい状況にある中でも、経済活動・社会活動・生活を支える物流を止めてはならないと言及しました。この物流システムを維持するためには、人財を呼び戻すことが必要であり、そのために「賃金労働条件の他産業との格差是正を実現し、魅力的な運輸産業に変身することが必要であり、優先されるべきである」として、「賃金引上げの主張を継続し、2022春季生活闘争に取り組んで行かなければならない」と決意が述べられました。
 また、今夏に予定されている第26回参議院議員通常選挙に向けた政治への取り組みについては、「コロナ禍で再認識された政治と生活が密接に関わり合っている現実を直視し、選挙を自分事として考えよう。有権者一人ひとりが自らの意志を選挙で示すことで、国民に寄り添った政治体制の確立に向けた一歩を踏み出すきっかけになる」と表明し、あいさつを締めくくりました。
 続いて、運輸労連顧問の赤松広隆氏から、「コロナ禍での春闘交渉となりますが、皆様のご健闘を祈念しております」と激励のメッセージをいただきました。その後、第26回参議院議員通常選挙の推薦候補者の石橋みちひろ氏(現職・情報労連出身)、しば慎一氏(新人・JP労組出身)、鬼木まこと氏(新人・自治労出身)の3氏から参院選に向けた決意表明のあいさつを受けました。
 議事では、杉山中央書記長が活動経過を報告し、第1号議案「2022春季生活闘争方針」の要点を提案。今次春闘方針について7名の中央委員から、質疑・要望が出されました。中央本部役員の答弁を経て、「2022春季生活闘争方針」は絶対多数の賛成で可決。引き続き、第26回参議院議員通常選挙必勝決議(案)を採択し、特別中央執行委員の確認とスローガンの採択を経て、最後に難波中央執行委員長の発声による団結ガンバロー三唱をもって第60回中央委員会は閉会しました。


オンラインでの質疑・採決

 
第26回参議院議員通常選挙
比例代表推薦候補者
(石橋みちひろ氏)
第26回参議院議員通常選挙
比例代表推薦候補者
(しば慎一氏)
第26回参議院議員通常選挙
比例代表推薦候補者
(鬼木まこと氏)


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