自転車等の活用推進とトラックの安全確保に関する要請


国土交通省・伊地知貨物課長へ要請書を手交

 運輸労連は6月23日(水)、国土交通省に対し、自転車等の活用推進とトラックの安全確保に関する要請を行いました。
 はじめに、運輸労連の難波淳介中央執行委員長から国土交通省自動車局の伊地知英己貨物課長に要請書を手交し、その後、難波中央執行委員長から「コロナ禍でフードデリバリーの需要が急速に伸び、悪質な運転が社会問題となる中、実際に道路で当該の配達員と遭遇する現場のドライバーからも、その危険運転に対する意見が多数寄せられたことから、昨年秋に、『自転車および中食デリバリーの危険走行に関するドライバーアンケート調査』を行った。また、フードデリバリーに限らず自転車の悪質運転や、事故発生の要因となりうる様々な問題があり、トラックドライバーの安全を守るため、今回の要請とさせていただく」と述べられました。
 続いて、国土交通省自動車局の伊地知貨物課長から、フードデリバリーの運転マナー問題は行政としても認識しており、自転車走行の環境整備も含め、関係省庁と連携し対処していきたいとする旨の発言がありました。
 その後、運輸労連の大原猛中央書記次長が、加盟組合を対象に行った「自転車および中食デリバリーの危険走行に関するドライバーアンケート調査報告」を交えながら、以下3項目の要請内容について説明を行いました。
 また、同様の要請を5月末、警察庁に対しても行っており、緊急事態宣言中であったことから対面での手交はかないませんでしたが、受理されております。

国土交通省へ要請3項目

  1. 自転車道等の整備促進について
  2. 自転車等二輪車の運転マナーの向上と取り締まり強化等について
    (1)自転車の運転マナーの向上と取り締まり強化等について
    (2)中食デリバリーへの対応について

  3. 小型モビリティ普及への慎重な対応について
    自転車等の活用推進とトラックの安全確保に関する要請書(国土交通大臣)
    【資料】「自転車および中食デリバリーの危険走行に関するドライバーアンケート調査結果報告書」

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