第59回中央委員会を開催
物流の維持に向けた「適正取引」の機運は高まっている
厳しい環境に置かれている今こそ声を挙げていこう
中央委員会全景
難波中央執行委員長あいさつ
運輸労連は1月26日(火)に「第59回中央委員会」を開催し、「2021春季生活闘争方針」を決定しました。今回は、新型コロナウイルス感染拡大防止の観点から招集とWEBを併用しての開催。会場の「浅草ビューホテル」(東京都台東区)からの配信に、約220名の中央委員・傍聴者などが全国から出席しました。
当日は開会に先立ち、併用開催の賛否が確認された後、難波中央執行委員長が登壇。あいさつではまず、医療従事者から届いたメッセージを披露し、手指の衛生やマスクを着用して「密」を避けるなど、一人ひとりの基本的な感染対策の徹底をあらためてお願いしました。そして、このコロナ禍で社会・経済が不透明であることに触れながら、トラック運輸産業も厳しい状況にあると指摘。しかし一方で、「適正取引への機運は荷主・事業者ともに共有されつつある」とも強調し、「トラック運輸産業が正当に評価される時代を作るため、厳しい環境に置かれている今こそ声を挙げていこう」と呼びかけました。
また、今年は衆議院議員総選挙の年。政治への取り組みについては、「私たちの生活や生命は、政治と大きく関わっている。有権者一人ひとりが選挙で意思を示すことが、国民に寄り添った政治体制の確立に向けた一歩を踏み出すきっかけになると信じている」と表明し、あいさつを締めくくりました。
続いて、運輸労連顧問の赤松広隆衆議院議員が登壇。今通常国会での争点が示された後、コロナ禍で物流を守るために奮闘する私たちに、「今まで以上に注意してください」と励ましの言葉をいただきました。
議事では、小畑中央書記長が活動経過を報告し、第1号議案「2021春季生活闘争方針」の要点を提案(全容はWEBにて事前配信)。今次春闘方針について9名の中央委員から、質疑・要望が出されました。中央本部役員の答弁を経て、「2021春季生活闘争方針」は絶対多数の賛成で可決。引き続き、第49回衆議院議員総選挙必勝決議(案)とスローガンを採択し、最後に難波中央執行委員長の発声により、ガンバロー三唱に代えて、全員の拍手で第59回中央委員会は閉会しました。
オンラインでの質疑・採決
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