第58回中央委員会を開催
事業者のみならず、荷主にとっても深刻な「ドライバー不足」
現状打開に向けて獲得をめざす2020春闘にしよう!



中央委員会全景


あいさつする難波中央執行委員長

 運輸労連は1月28日(火)、「第58回中央委員会」を伊東ホテル聚楽(静岡県伊東市)にて開催。全国から190名の中央委員・オブザーバーが参集し、「2020春季生活闘争方針」を決定しました。
 難波中央執行委員長は冒頭あいさつで、有効求人倍率の高さにみる慢性的なドライバー不足に言及。昨春闘では、20数年ぶりに賃金数値の改善が報告されたものの、「その結果が労働力不足を補ったかと問われれば、道半ばどころか、ようやく入り口にたどり着いたに過ぎない」としました。こうした現状で進行するドライバー不足は、「事業者以上に荷主にとっても深刻なはずだ」と指摘し、「企業は勇気をもって適正運賃収受の流れを継続してほしい。そのために私たちも、賃金・労働条件の引き上げに向けて正々堂々と要求・交渉し、獲得をめざす2020春闘にしたい」と決意が述べられました。
 続いて、運輸労連顧問の赤松広隆衆議院議員が登壇。今般の政局への見解が示された後、今春闘は「改正貨物自動車運送事業法を労使で具体化する試金石となるはずだ」と激励の言葉が贈られました。
 議事では、小畑中央書記長が活動経過を報告し、第1号議案「2020春季生活闘争方針」を提案。今春闘方針について7名の中央委員から、労働政策・産業政策・組織の課題について質疑・要望が出されました。これらに対して中央本部の役員が答弁を行い、「2020春季生活闘争方針」を満場一致で可決し、引き続きスローガンも採択しました。最後に、難波中央執行委員長の音頭による「団結ガンバロー」三唱をもって第58回中央委員会は閉会しました。

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