物流を止めないための「時間外労働の上限規制」の適用を求める請願署名の取り組み

  運輸労連は「働き方改革実現会議」で、過労死等の認定が最多であるトラックドライバーこそ、最優先に長時間労働の改善がはかられるものと大きな期待を寄せていました。  
 しかし、働き方改革実行計画を踏まえた、秋の臨時国会への提出が予定されている労働基準法改正法案では、自動車運転の業務は、他の業務の上限規制(一般則)の5年遅れで、年960時間(月80時間)以内の上限規制を適用とされています。さらには、この数字に休日労働を含まれるかどうかが明文化されておらず、働き方改革に関する国会質疑では、休日労働は別枠との答弁がありました。これでは、過労死基準を大幅に上回る時間外労働が容認されることとなります。  
 今回の労働基準法改正法案は、従事する業務によって時間外労働の上限規制に差がありますが、私たちは、すべての労働者に同じ上限規制が適用されるべきと考えます。そこで、労働基準法改正の審議に向けて本請願署名に取り組むこととしました。

<請願事項>
(1)年間の時間外労働の「上限規制720時間以内」の適用
(2)休日労働を含めた「2〜6ヵ月平均80時間以内」「単月100時間未満」の適用
(3)長時間労働の改善に際して、生活できる賃金の確保に向けた施策の推進

<この署名の取り組みについて>
 私たちは、一人でも多くの方の賛同を得られることを期待しています。
  一方で、労働組合として、顔の見える運動を大切に考えています。
  今回の署名活動は、7月に開催した定期大会で取り組みを確認し、連合・交運労協の機関会議で運輸労連の署名活動に協力することを確認いただきました。
  そして、運輸労連の組合員、連合・交運労協の仲間の皆さんの職場に署名用紙を順次配布して、9月中下旬の集約に向けて、今、まさに現場で組合員と家族・友人・知人への署名の取り組みを進めているところです。
  つきましては、今回の署名について、まずは運輸労連の組合員、連合・交運労協の仲間の取り組みにご協力いただくようお願いいたします。
  ただし、私たちの家族・友人・知人に限りがあることも承知しています。
  また、署名に協力したいとの連絡も運輸労連事務局へ直接いただいています。
  そこで、このページをご覧いただいている皆様の中で、私たちの仲間の取り組みが届かなかった方々のご協力もいただければと考え、本署名の集約を目指す9月1日から9月29日にかけて、このページに署名用紙を掲載しますので、ご理解・ご協力のほど、よろしくお願いいたします。

以上

パンフレット



 

ウインドウを閉じる