第54回中央委員会を開催
2016春季生活闘争方針を決定。ネバーギブアップの精神でのぞむ
スキーツアーバス事故を受け、運行管理の総点検と徹底を訴える



中央委員会全景


あいさつする難波中央執行委員長

 運輸労連は1月27日、静岡県熱海市の「熱海後楽園ホテル」において、第54回中央委員会を開催。中央委員・オブザーバー174名が出席しました。
 難波中央執行委員長は、主催者あいさつで、1月15日に発生したスキーツアー大型バスの転落事故に触れ、犠牲者に対する哀悼の意を表するとともに、バス運行会社の道路運送法法令違反が明らかになったことを踏まえ、私たちトラックでも改めて現地・現場における運行管理の総点検・徹底を図るよう強く呼びかけました。
 また「国は、安全・安心な輸送・運行の阻害要因となりかねない安すぎる運賃・料金や取引環境に対するチェック機能強化を優先的に取り組むべき」とし、「2016春闘は粘り強く、ネバーギブアップの精神で労働環境の改善を訴えたい」と今次春闘に対する意気込みを語りました。
 続いて、第24回参議院議員通常選挙における比例代表選挙の運輸労連推薦候補者が紹介され、各候補者から参議院選挙への決意表明がなされました。 議事に入り、小畑中央書記長が活動経過報告と第1号議案「2016春季生活闘争方針」を提案。
 その後、赤松広隆顧問(衆議院議員)のあいさつでは、年金積立金管理運用独立行政法人の株式50%運用、消費税をはじめとする税制の問題点を指摘するとともに、「安倍政権の暴走をストップさせるため、今夏の参議院選挙は政権交代への足がかりにし勝利しなければならない」と、第24回参議院選挙への決意を明らかにしました。
 その後、要求基準や産業政策課題などについて質疑・応答がされた後、「2016春季生活闘争方針」を満場一致で決定しました。引き続き、第24回参議院議員通常選挙必勝決議(案)、スローガンが提案・採択されました。
 最後に、難波中央執行委員長の音頭による「団結がんばろう」三唱をもって第54回中央委員会は終了しました。