1月6日(火)、運輸労連は東京・全日通霞が関ビルにおいて「2015新春交歓会」を開催。連合をはじめ、民主党、国土交通省、厚生労働省、関係団体など、180名が出席しました。
燒中央副執行委員長は主催者あいさつで「ひつじ年の2015年は、おとなしい羊にちなんで安心安定・平和の礎となる年になることを願います」と述べました。
来賓あいさつで、連合・古賀会長は「2015年は、平和・春闘・労働組合の歴史にとって節目の年。連合本部も諸課題に対し果敢に挑戦したい」と、2015年に対する意欲を強調。また、民主党・枝野幹事長は「多様な価値観を認め合う社会、分厚い中間層を壊そうとする安倍政権に対し、そのブレーキ役を民主党は担いたい」と意気込みを語りました。続いて、国土交通省・田端自動車局長は「トラック産業の健全化に向け、安全コストがまかなえる適正取引を強力に進めたい」、全日本トラック協会・福本理事長からは「労働力確保対策に向け、労使一体での取り組みを」とそれぞれあいさつをいただきました。
その後、森下中央副執行委員長の音頭で乾杯の後、参加者それぞれ親睦を深めました。 最後に難波中央副執行委員長が閉会あいさつを行い、2015新春交歓会は終了しました。
●主催者あいさつ(要旨)
法令遵守や適正運賃の収受、労働力確保など
全力をあげて取り組む
中央副執行委員長 燒幸司
昨年末、大義なき「自民党による、自民党のための、自民党の選挙」とも呼ぶべき衆議院議員選挙が行われました。国民に信を問うべき重要課題に対し真正面から向き合わず、耳あたりのよい言葉だけを唱え、主権者たる国民をあざむくような現在の安倍政権のやり方は、議会制民主主義の根幹を危うくするものと考えます。それを防ぐためにも、民主党には反転攻勢が可能となる態勢を再構築していただきたいと思います。
また、1月からの通常国会では、働く者を踏み台にした「世界で一番ビジネスがしやすい国づくり」が進められようとしています。すなわち、雇用労働政策の規制緩和を加速させ、雇用不安が増幅させる政策が次々と打ち出される見通しにあります。また、安全保障関連法案についても、私たちの子供や孫の世代に必ずや関係していく課題です。
一方、私たちトラック運輸産業には、多くの課題が山積しています。特に法令遵守や運賃・料金問題、労働力確保、自動車関係諸税の制度改善など、全力をあげて取り組みます。
本年はひつじ年。羊は群れをなし、おとなしいことからも安泰・平和を意味します。そのことからも、2015年が安心・安定、平和の礎を築く年となることを強く願っています。
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