第52回中央委員会を開催
2014春季生活闘争方針を決定
労働条件全般の向上を実現し、魅力あるトラック運輸産業へシフト!


中央委員会全景


あいさつする山浦中央執行委員長

 運輸労連は1月28日、静岡県熱海市の「熱海後楽園ホテル」において、第52回中央委員会を開催。中央委員・オブザーバー約170名が出席しました。開会あいさつで難波中央副執行委員長は、活発な議論をすべての参加者に要請。議長団には、新潟県連・山崎中央委員と四国地連・藪下中央委員が選出されました。
 あいさつで山浦中央執行委員長は、政治状況、制度・政策課題について見解を述べるとともに、2014春季生活闘争については、「経済成長と所得の向上を同時に進めることが重要。トラック運輸産業においては、2014年度国内貨物総輸送量の減少、過当競争の激化、安全・環境への対応、燃料価格高騰対策、消費税引き上げ分の運賃への転嫁など、厳しい状況が続くことが予測されるが、魅力あるトラック運輸産業に向け、労働環境の改善をはじめとする今次春闘の取り組みの強化が必要である。そのため、月例賃金の引き上げはもちろん、労働条件全般について、他産業に近づける取り組みを進める」と2014春季生活闘争に対する意気込みを述べました。
 顧問あいさつで赤松広隆顧問(衆議院議員)は、「集団的自衛権の行使問題、中韓との問題など政治情勢は心配だが、今、一番喫緊なことは経済をどうするか、財政再建、消費税引き上げもあり、これらをどう乗り切るかです。そのためには、賃上げ要求交渉では、日本経済を良くするという思いで春闘を取り組んで欲しい」とあいさつ。また、藤田一枝顧問(前衆議院議員)は、2013年12月に次期衆議院選挙の候補者として民主党本部から公認決定されたことを報告。「安倍政権の暴走に歯止めをかけることは野党第一党の責務。一つひとつの局面・政策において、自民党に代わる選択肢であることを明示することが先決である。今次通常国会は民主党にとって試練の場」とあいさつしました。
 議事に入り、小畑中央書記長が活動経過報告と「2014春季生活闘争方針」を提案。2014春闘方針について7名の中央委員から、「統一要求基準について」「総労働時間短縮と割増率の引き上げ」「偽装請負問題」「適正運賃の収受に向けた契約の書面化」「確定拠出型年金」などについて質問・要望が出されました。  
 これらの質問・要望に対して中央本部の各担当役員が答弁。「2014春季生活闘争方針」は満場一致で決定しました。これに続き、「魅力ある産別組織をめざし、今、確かな運動を!運動の底上げと強化を実現しよう」とするスローガンが提案・採択されました。 最後に桜木中央副執行委員長の閉会あいさつ、山浦中央執行委員長の音頭による「団結がんばろう」三唱をもって第52回中央委員会は終了しました。