第51回中央委員会を開催
2013春季生活闘争方針を決定
魅力ある運輸産業をめざし、政策実現に向けた力強い運動を!


中央委員会全景


あいさつする山浦中央執行委員長

 運輸労連は1月24日、静岡県伊東市の「伊東ホテル聚楽」において、第51回中央委員会を開催。中央委員・傍聴者約170名が出席しました。開会あいさつで森下中央副執行委員長は、活発な議論を参加者一同に要請。議長団には、宮城県連・沼田中央委員と山口県連・相川中央委員が選出されました。
 あいさつで山浦中央執行委員長は、政治状況、産業政策、組織改革について見解を述べるとともに、2013春季生活闘争については「供給サイド(企業)に偏った対策では経済の成長は成し遂げられず、需要サイド(労働者)に着目した、分配のゆがみ・資金循環の是正を図ることが、持続可能な経済成長を実現させるために必要。それには経団連を中心とした財界や企業経営者がマクロ的の視点に立った対応が不可欠であり、今次春闘で主張する大きなポイントである」とし、賃金・一時金をはじめ全般的な労働諸条件を引き上げ、他産業に近づける取り組みを進めることとしました。
 組織内議員・顧問あいさつで赤松広隆顧問(衆議院副議長)は、3月24日の民主党大会で衆議院選挙の総括をしっかりして、働く者の党として民主党を立て直していく考えを述べるとともに、安倍政権に対する危機感を明らかにしました。また、「党の再生には、今年7月の参議院選挙での勝利が不可欠。組織内を固め、ぜひとも皆さまのお力添えを賜りたい」と訴えました。
 一方、藤田一枝顧問は、昨年の衆議院選挙を振り返り運輸労連の支援に対する感謝を述べた後、「民主党政権の検証を進め、もう一度、国民の皆さまに民主党が必要だと思ってもらえるようがんばりたい」とこれからの政治活動に向けた決意を述べました。
 続いて、第23回参議院議員通常選挙・推薦候補者が小畑中央書記長から紹介され、4名の候補者(吉川さおり氏「情報労連出身」、轟木利治氏「基幹労連出身」、定光克之氏「JP労組出身」、相原久美子氏「自治労出身」)がそれぞれあいさつを行いました。
 議事に入り、小畑中央書記長が活動経過報告と「2013春季生活闘争方針」を提案。次に、愛知県連・福岡県連から昨年の衆議院選挙における組織内候補の支援に対する御礼が述べられた後、2013春闘方針について8名の中央委員から、「要求基準(水準)について」「今次春闘における中央のリーダーシップ」「所定内労働時間の賃金」「雇用延長制度の確立」「運輸労連政策推進議員懇談会への対応」「安全確保の取り組み」「適正運賃の取り組み強化」「産別としてのPR活動」「職業資格制度の導入」「参議院選挙の取り組み」「組織の改革・拡大」などについて質問・要望が出されました。
 これらの質問・要望に対して中央本部の各担当役員が答弁。「2013春季生活闘争方針」は満場一致で決定しました。これに続き、「第23回参議院議員通常選挙必勝決議(案)」が提案され、こちらも満場一致で採択。また、スローガンも採択されました。 最後に狩屋中央副執行委員長の閉会あいさつ、山浦中央執行委員長の音頭による「団結ガンバロー」三唱をもって第51回中央委員会は無事終了しました。