「2011年新春交歓会」を開催
誇りをもって、将来を見据えた運動を!

 1月6日、運輸労連は東京・全日通霞が関ビルにおいて、「2011年新春交歓会」を開催。交歓会には、労働界、政府、行政、関係団体などを含め、約220名が参集。
 主催者を代表し山浦中央執行委員長は、「今年4月の統一地方選挙は、民主党の地域における地盤固めであり、最大限の取り組みを進める」。また、暫定税率については「抜本的な税制改革を行わないまま、石油・石炭税に上乗せするかたちで地球温暖化対策税(環境税)を段階的に導入するのは納得できない」とし、今後も暫定税率の早期廃止を強く求めていくとあいさつしました。
 また、来賓として連合・古賀会長、民主党・枝野幹事長代理、国土交通省・中田自動車交通局長、石井全日本トラック協会理事長からそれぞれあいさつをいただきました。 続いて「兎年にちなんで、今年は政策要求実現と労働条件の維持・改善の二兎を追い求めたい」との狩屋中央副執行委員長の音頭による乾杯のあと、参加者は懇談を通じ親睦を深めました。  
 最後に近藤中央副執行委員長が「ご出席の皆さんにとって、兎の登り坂となる2011年に」と述べ中締めを行い、2011年新春交歓会を終了しました。


● 主催者あいさつ(要旨)
山浦中央執行委員長
 政権交代から1年半、国民支持の低下、ねじれ国会など難しい政治運営を余儀なくされた民主党には、政権交代の原点(国民の生活が第一)に立ち戻り国民が期待する経済・雇用対策に挙党一致で取り組んでいただきたい。また、私たちの最大課題である暫定税率の廃止が再度延長されたことは極めて残念であり、改めて早期廃止を強く要請する。運輸労連としては、誇りのもてる健全なトラック運輸産業をめざし、2011春闘も含め一歩前に出る運動に挑戦したい。

 


● 来賓あいさつ(要旨)
連合・古賀会長
 日本は今、成熟社会に入り人口減少・超高齢化が進行。そのなかで人の豊かさ・幸せを追求すべき状況にある。だからこそ新しい枠組みが必要であり、連合としては「働くことを軸とした安心社会」を実現すべきと確信している。2011年は、その第一歩をスタートさせる1年と位置づけ、活動・運動を展開していきたいので、運輸労連の積極的な参画に期待する。

 

 

 

民主党・枝野幹事長代理
 2009年の総選挙で皆さまからの熱い期待を改めて思い返し、2011年はその期待に応えられる1年にしたいと決意したところである。この1年半で、雇用を中心とした福祉社会に向けた第一歩は踏み出せたと思う。今年の統一地方選挙に向け、民主党は国民の理解を得られるよう全力で取り組むので、運輸労連の皆さまの力強いご支援をお願いする。

 

 

 

国土交通省・中田自動車交通局長
 平成23年度予算において、新たに低炭素型自動車交通推進事業として、新たな支援の枠組みを設けることになった。また、運輸事業振興助成交付金についても継続すると税制大綱で位置づけられた。トラック運輸産業は、国民生活を支える基盤的な産業。国交省としても、安定したトラック輸送の実現に取り組むので、皆さんのご理解・ご支援をお願いする。

 

 

 

全日本トラック協会・石井理事長
 昨年11月、トラック・バス・タクシー・公共輸送分野を含め、運輸労連と手を携え、自動車関係諸税に関するマニフェスト実現要請行動を展開したことは、労働組合の皆さんとの信頼関係の証であったと思う。今後もこの強固な信頼関係を大事にし、ともにトラックの未来を勝ち取る覚悟でがんばりたい。