11.5組織拡大全国統一行動

 11月5日、全国一斉に高速道路のS.A・P.A、主要国道沿いの道の駅やサービスエリア、トラックターミナル、トラックステーション、大型コンビニなど約300カ所で「組織拡大全国統一行動」が展開されました。1,000名以上の運輸労連組合員が約20,000名のトラックドライバーに安全運転などを呼びかけチラシ配布を行いました。場所によっては駐車場の清掃活動や労働相談、法律相談コーナーを開設し、相談も受けました。

※掲載写真は都道府県連内での代表的な組織拡大行動1〜2か所をお願いし、報告いただいたものをピックアップしました。

各地区に直接ジャンプします。
北海道地連
東北ブロック(秋田県連宮城県連福島県連
関東ブロック(東京都連
北信越ブロック(富山県連石川県連福井県連
東海ブロック(愛知県連三重県連
近畿ブロック(滋賀県連和歌山県連大阪府連
中国ブロック(鳥取県連島根県連岡山県連広島県連山口県連
四国地連
九州ブロック(熊本県連大分県連

北海道地連
行動場所(参加)
(1)青函フェリーターミナル他5箇所(4単組8名)
(2)国道38号線道の駅「恋問」他1箇所(1単組6名)
行動内容
(1)作業中、休憩中のドライバーにリーフレットを配布。「休み無しで働いている」や「過積載や到着時間に間にあわせるためにスピード超過で捕まっても反則金は会社で負担してほしい」などの金銭に関わる要望・不満が多く、労働条件の改善に労働組合結成の必要性を説明しました。(函館)
(2)当日、天気は良かったものの、行動場所が海に近いことから、浜風が強く、体の芯から冷える中での行動となりましたが、手渡すドライバーの反応は、毎年感じることではありますが、全体的に反応が薄く、受け取りを拒否されることもあり、まだまだ浸透が図られていない状況を痛感しました。(釧路)

東北ブロック
秋田県連

行動場所
(1)秋田市 日通中央ロジスティクスセンター構内(土崎)、ファミリーマート御野場店
(2)潟上市 水沢ドライブイン(追分)、工藤ドライブイン(八郎潟)、道の駅「天王」
(3)大仙市 道の駅「協和」
(4)由利本荘市 道の駅「岩城」、道の駅「西目」
行動内容
 総勢5単組10名で行動。当日は大雨警報が発令され、豪雨に見舞われ苦戦しつつも、休憩に停車する未組織のトラックドライバーにリーフレットを配りながら、トラック産業で働く仲間の雇用とくらしを守るために活動していることを説明するなど、組合結成の必要性を訴えました。

宮城県連

行動場所(参加)
(1)道の駅三本木「やまなみ」(宮城県大崎市)(14単組34名)
(2) 他宮城県内全6ヶ所(25単組約60名)
行動内容
 本部より小畑中央副執行委員長を迎え、 10時から13時30分まで、国道4号線上下線駐車場にて行動を行いました。
 当日はリーフレット配布のほか、敷地内の清掃作業も行いました。継続的な清掃活動(今回で4回目)の結果、道の駅建物内に運輸労連パンフレット専用台の設置をしていただけることとなりました。
 

福島県連     

行動場所(参加)
東北自動車道 安積パーキング(5単組8名)
行動内容
 例年どおり行動時間は14時から16時として、東北自動車道安積パーキング上り線と下り線の2組に分かれて実施しました。
 とりわけ上り線は、東北道・磐越道が合流してすぐのパーキングであり、相応の停車車両はおりますが、駐車場に入って直ぐカーテン等を閉めて休憩する車両も多く、休憩所・トイレ等の前でのリーフレット配布には少し課題があります。

関東ブロック
東京都連

行動場所(参加)
(1)板橋トラックターミナル(4単組支部4名、都連2名、弁護士1名)
(2)京浜トラックターミナル(4単組支部4名、都連3名、弁護士1名)
行動内容
 板橋・京浜トラックターミナルに8時に集合し開始。はじめの2時間は、荷物の積み込みや出庫していく未組織のドライバーにリーフレットを各200部配布しました。そして、10月27日、28日に各社を事前訪問し、「何でも相談(法律相談)」の広報活動を展開しました。
 その後、管理棟に訪れるドライバーに「何でも相談」の斡旋やリーフレット(各100部)の配布活動をしました。「何でも相談」では、板橋ターミナルで小竹弁護士が対応し民事問題が1件でした。京浜ターミナルでは木下弁護士が対応し、7件の相談があり、債務問題が3件、再雇用の関係が1件、交通事故関係が2件、その他が1件でした。
北信越ブロック
富山県連

行動場所(参加)

富山県内主要道路の道の駅など拠点8カ所(37名)
行動内容
 11月に入り、めっきり寒くなってきましたが、当日は天候にも恵まれさわやかな一日でした。早朝6:30から開始した高岡インターチェンジに近い道の駅「六家」では、たくさんの車両が駐車していました。一方、道の駅「新湊」では、従来よりも車両が少なく、他府県ナンバーの車両はほとんど駐車していない実態となっていました。
 参加者は、ドライバーに対し、パンフレットを手渡しながら運輸労連の活動をアピールしました。


石川県連

行動場所(参加)
徳光S.A上下(5単組16名)
行動内容
 トラックの車両数は春の行動より増えたように感じますが、休憩時間も短くトイレを済ませたらさっさと出発するドライバーが多くなったようです。次回は実施場所の選定には1回の休憩時間や出発地、目的地なども考慮していきたいと思います。


福井県連

行動場所
(1)北陸自動車道北鯖江PA上下線
(2)北陸自動車道南条SA上下線
行動内容
 総勢5組合11名が参加。高速道路PA・SAで行動を実施。福井県内にはTSがないことから、例年、高速道路での行動となっています。昨年の秋の行動では、県内主要道路沿いにあるコンビニエンスストアで駐車中のトラックを対象に実施しましたが、カーテンを掛けて寝ている方ばかりで、配布実績を伸ばすことができなかったことから、今回は高速道路での行動としました。 好天に恵まれ動員者の奮闘もあったことから、4拠点50部ずつ配布目標としていたが、3拠点において、行動始まって以来の完全配布(目標達成)、他1拠点においては、10部程度残すものとなりほぼ完全配布に近いものとなりました。

東海ブロック
愛知県連

行動場所(参加)
(1) 東名高速(上郷S.A、美合P.A、赤塚P.A)、伊勢湾道(刈谷S.A)(9単組24名)
(2) 安城トラックステーション(国道1号線)(5単組9名)
行動内容
 従来からの東名高速、伊勢湾道のサービスエリアでの取り組みと合わせ、2年前より、安城トラックステーション周辺のクリーンキャンペーンを行っています。  
 クリーンキャンペーンは施設関係者にも大変感謝されており、参加者もT.S周辺が自分たちの活動できれいになっていくことで、充実感を感じています。
 

三重県連

行動場所
(1)東名阪国道 御在所SA(3単組5名)
(2)国道1号線 亀山TS(1単組2名)
行動内容
 東名阪国道御在所SA、及び名阪国道伊賀SAの各上下線、そして亀山TSの合計7箇所で15名が参加して実施しました。毎回この場所で実施しており、特に伊賀SAや亀山TSについては、管理事務所も快く対応していただけます。
 午前10時から始めた今回の統一行動は、天候にも恵まれ、開始時点で多くのトラックも駐車しており、1時間足らずで終了できました。

近畿ブロック
滋賀県連

行動場所(参加)
彦根トラックステーション(5単組8名)
行動内容
 トラックステーションでは、積込み時間まで待機している車両が多く、車内で仮眠をしているドライバーがほとんどでした。ドライバーが起きているのを確認しながらパンフレットとポケットティッシュを配布しながら安全の呼びかけなど対話を中心に実施しました。
 

和歌山県連

行動場所(参加)
阪和高速道路紀ノ川サービスエリア上下線(5単組17名)
行動内容
 今回も、いつもと同様に8:00〜10:00の時間帯と10:00〜12:00の時間帯にわけて行動を行いました。
 結果として、125セットの配布物を手渡すことができたが、8:00〜10:00の時間帯は大阪行きの上り線が、10:00〜12:00までの時間帯は和歌山行きの下り線のSA利用が多く感じられました。
 今回はアンケートがなかったので、あまり断られることが少なかったというのが感想です。


大阪府連

行動場所(参加)
北大阪トラックステーション、北大阪・東大阪・南港トラックターミナル、南港フェリーターミナルなど(総勢50〜60名)
行動内容
 今回アンケートはなく、パンフとティッシュの配布のみであったので、余裕を持って運転手さんたちへの声かけができました。しかし例年に比べトラックターミナル周辺のトラックの台数が少ないのが気になり、やはり物量の低下で物の動きが鈍いせいかもしれません。写真は東大阪トラックターミナル、7単組15名での行動。

中国ブロック
鳥取県連

行動場所
道の駅「赤碕・羽合・北条・大栄」総勢(7単組18名)
行動内容
 今回は道の駅にリーフレットの設置をお願いした所、道の駅「羽合」に置かせてもらうことができました。また、リーフレットが複数枚あることから、この大きさに合う透明なシートを購入し、まとめて配布しました。

島根県連     

行動場所(参加)
(1)コンビニ「ファミリーマート東出雲店」(3単組5名)
(2)コンビニ「ファミリーマート湖陵店」(2単組3名)
行動内容
 チラシ・リーフレットが複数枚あったので、事前に透明封筒を用意し、ティッシュとともにいれて配布しやすいようにして配りました。

岡山県連

行動場所(参加)
(1)岡山市南区箕島・国道2号線「平田食事センター」(5名)
(2)浅口市金光町・コンビニ、浅口市鴨方町・鴨方亭(3名)
(3)岡山トラックターミナル(3名)
(4) 宇野港フェリー乗り場(2名)
(5) 倉敷市内(1名)
行動内容
 今回は、思い切って高速道路での取り組みを辞めました。今回取り上げる場所は、岡山では有名な食事処であり、昼食時はトラックで溢れかえる場所なので、活動のしやすさも考え、今年はこの場所を重点に活動しました。一般の方よりトラックドライバーの方が多いので、こういった場所の方が、ドライバーは気が休まるのだろうと感じました。

広島県連

行動場所(参加)
国道2号線の佐方サービスエリア(3単組4名)
行動内容
パンフ等を配布。

山口県連

行動場所(参加)
防府トラックステーション(4単組8名)
行動内容
 あるドライバーの話しでは「1回運行に出ると3カ月家に帰れない。荷物が無い時は1〜2日現地で待機。労働組合があれば・・」と切実な実態を聞きました。 
 トラックステーションの管理人の話しでも、荷物待ちで数日動かないトラックをよく見かけるとのこと。過酷な労働条件を改善するためには、組合結成が一番であり、一人でも多くの方にフリーダイヤルに相談していただきたいと強く思いました。

四国地連
行動場所
(1)松山自動車道 入野PA下り(運輸労連:1単組 5名、労働相談:連合高知1名・高知県協顧問1名・四国地連1名)
(2)高知自動車道 南国SA下り、他9ヶ所(運輸労連:3単組4名、労働相談:連合愛媛1名・四国地連1名)
行動内容
 今年の5月に引き続いて上記2ヶ所において、「トラックドライバーの為の労働相談」を開設しました。前回の相談件数が少なかったため、10/26〜11/5の間、NEXCOに依頼し相談告知のポスターをインフォメーション、トイレなどに掲示を試みました。
 しかし、相談件数は昨年と殆んど変わらない状況となりました。チラシ配布時に相談の勧誘の声かけを行なったが、厳しい結果となりました。理由として、1.トラック自体の数が少ない。2.ドライバーはトイレのためだけにSAに立ち寄る(時間がない)などの理由が考えられます。3年程度継続して、運輸労連が「労働相談」を実施していることを定着させていきたい。


九州ブロック
熊本県連

行動場所
(1)北熊本SA(4単組8名)
(2)玉名PA(1単組5名)

大分県連

行動場所
(1)大分市 西大分 フェリー乗り場
(2)大分市 大分トラックステーション
行動内容  
 総勢6単組8名で展開。アンケートがないこともあり、例年のかたちでそれぞれ慣れた場所で行動を行い、あっという間に終了しました。