
(1)合理化の要因と見通しについての協議
合理化の要因と経営の実態、今後の見通し、対策などについて十分に審議することが必要です。業界の動向、一般
経済の動きにも目を向け、広い視野で対策を協議し考えることが大切です。
(2)経営状況の把握と組合の合意
経営側から財務諸表などの資料、再建計画案について資料の公開を求め、組合の上部団体との連携の下に、具体的にその要因・見通
しなどをはっきりと把握することが重要です。また組合としても、連合の「帝国データバンク企業情報」などを活用して、独自に分析することも必要です。組合員の理解と合意を図ることが最も大切なことですが、上部団体の役員が交渉に参加できる体制を常に整えておく必要もあります。
※連合の「帝国データバンク企業情報」について
(3)経営責任の明確化
雇用不安・社会不安を起こさないようできる限りの努力を払うことは企業の社会的責任です。経営を洗い直し、対処させることが必要です。

Q&A「労働条件の切り下げ」
Q&A「社会保険」
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