厚生年金15.2%、健康保険15.6%、雇用保険8.8%が未加入 トラック運送事業者は、すべての事業所が社会保険(厚生年金、健康保険、雇用保険)の強制適用事業所となっていることから、今回も実態把握のために調査を行いました。 調査結果では、社会保険の未加入が厚生年金で15.2%、健康保険で15.6%、雇用保険で8.8%となっています。 前年比較では、厚生年金で1.9ポイント、健康保険で0.9ポイント、雇用保険で1.4ポイント改善しています。 |
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○厚生年金 加入率は83.7%(昨年81.8%)で、未加入率が15.2%(同16.3%)となっています。 保有台数別では、「5台未満」が58.3%で低い実態となっていますが、「101台以上」が91.5%となっており、保有台数が多くなるにしたがって加入率が高くなっています。一方、違法といえる「国民年金加入」と回答した人は12.6%となっています。 労働組合の有無で「加入している」割合は、「組合に入っている」の94.5%に対し、「組合はない」が78.0%となっています。 年収別では、「200万円以下」が68.8%の加入率で一番低く、金額が高くなるにつれて加入率は高くなっています。また、実残業時間と残業代支給の差では、「残業しても支給されない」と回答した人の22.4%が厚生年金未加入という二重の法違反となっています。 |
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