厚生年金18.2%、健康保険18.3%、雇用保険10.2%が未加入 トラック運送事業者は、すべての事業所が社会保険(厚生年金・被用者保険・雇用保険)の強制適用事業所となっています。運輸労連フリーダイヤル相談窓口に、社会保険の問い合わせが増えていることから、今回も実態把握のためにアンケートを行いました。 調査結果では、社会保険の未加入が厚生年金で18.2%、健康保険で18.3%、雇用保険で10.2%となっています。前年比較では、厚生年金で2.9ポイント、健康保険で0.4ポイント、雇用保険で0.6ポイントそれぞれ悪化しています。 |
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○厚生年金 加入率は、80.4%(昨年83.3%)で未加入率が18.2%となっています。 保有台数別では、「5台以下」で58.2%と低い実態となっていますが、「101台以上」では92.1%となっており、保有台数が多くなるにしたがって、加入率が高くなっています。一方、違法といえる「国民年金加入」と回答した人は14.7%となっています。 労働組合の有無で「加入している」割合は、「組合に入っている」の92.6%に対し、「組合はない」が73.1%となっています。 年収別では、「200万円以下」が60.7%の加入率で一番低く、金額が高くなるにつれて加入率は高くなっています。また、実残業時間と残業代支給の差では、「残業しても支給されない」と回答した人の24.2%が厚生年金未加入という二重の法違反となっています。 |
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