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機関紙づくり vol.10

【実践編「ラフレイアウトを描く」】

「出来上がりのイメージ」をつかむことがいい紙面作りへつながる

 

 レイアウト作業に入る前に、欠かせないのが「ラフレイアウト」を描いておくこと。これは企画段階でおおよその記事配置を考えて手書きしたものです。紙面構成を決めるうえで最も大切な作業です。

 「ラフレイアウトは、記事を作成する以前の段階からはじめる」つまり企画をもとに、記事のウエイト付けをしてトップ記事を決めて、2番目の記事を決めて、見出しの本数、見出しの大きさなどを考えながら、写真やカコミ記事などをレイアウトフォーマット用紙に体裁を作っていく――この作業が「絵を描く」とか「ラフレイアウト」と呼ばれている作業です。具体的には下図を参照にしてください。

 紙面には非常に目立つ場所と、「死角」といって読み忘れしやすい場所があります。タテ組みの場合は、左上隅と右下隅、ヨコ組みは右上隅と左下隅が「死角」になります。ポイントの1つは、ここにどんな記事を配置するかが決め手になります。ラフレイアウトを描く段階から考えておきましょう。
 ラフレイアウトが完成したら、次の作業は記事を作成すること。そして記事が完成したらレイアウトへと作業は流れていきます。レイアウト作業がスムーズにすすむか否かはラフレイアウトをいかに丁寧に描くかにかかっているといっても過言ではありません。


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