ETC通過の直前直後に 注意せよ



(月刊運輸労連より)

企業開発センター 交通問題研究室


 この8月、ETCの高速道路料金割引がトラックにも拡大されるなど、高速道路利用者の増加が予想されます。  ETCは、料金所の渋滞を解消し、止まることなく料金所を通過できる利便性がある一方で、「ノンストップ化」を「スピード化」と勘違いするドライバーが増加し、そのことが事故要因の一つになっています。
 トラックドライバーの皆さんはETCをよく理解されていると思いますが、皆さんが安全に運転していても、「ETC初心者」の危険な運転から事故に巻き込まれる場合もあります。
 今回は、ETCゲートの安全通過について再確認しておきましょう。

1.料金所手前でのレーン変更車をチェック
 すべての車がETCを装備しているわけではありません。料金ブースを間違えて料金所手前で急に通行レーンを変更してきた車と衝突、といった事故も発生しています。
 ETC車、一般車ともに、料金所手前のETCレーンの案内標識や路面標示を確認し、早めに自分が通行するレーンを決定するとともに、左右の車の動きをチェックしましょう。

2.ドライバーの「思い込み」が事故を呼ぶ
 「開閉バーは必ず開くだろう」「前の車は止まらないだろう」と思い込んでスピードを落とさず通過しようとする車が少なくありません。しかし、通信エラーでバーが開かないと衝突しますし、そうした前車が急停止すれば追突は避けられません。「バー開かないかもしれない」「前車は止まるかもしれない」と予測し、スピードを落とし、車間距離をとっておきましょう。
 ちなみに、ゲート通過時の推奨速度「時速20キロ以下」は、何かあったときにバーの手前で安全に止まるためのスピードなのです。

3.通過後の速度差が危険を生む
 ETC車はゲートを一気に通過するため、一般ゲートから合流しようとするスピードが遅い車と錯綜して衝突する危険があります。  ゲートを出て合流する場合には、合流してくる車が来ていないか左右をよく確認し、合流しそうなときは相手に進路を譲りましょう。