参議院「決算委員会」
江崎参議院議員が高速道の駐車問題でインフラの拡充の必要性を訴える


 江崎孝参議院議員(運輸労連政策推進議員懇談会事務局長)は、5月11日の参議院・決算委員会の場で、三大都市圏、とりわけ東京に向かうトラックについて、深夜の高速道を中心に駐車スペースが不足し、停まろうとしても停まれない課題について東京新聞の記事(2/22付)を紹介しながら提起。改善基準告示違反に対する行政処分の強化を評価しつつ、トラックの安全を守るためにインフラの拡充の必要性を訴え、太田国土交通大臣および国土交通省深澤道路局長から答弁を受けました。
【質問】3月26日の金子議員の質問(機関紙4/15号で既報)に対する拡充実績の答弁には新東名の開通が含まれているのではないか
【答弁・深澤局長】既存の東名・名神の拡充は6箇所・150台である
【質問】駐車スペースの拡充は国の政策として実施すべき分野だが、どのような計画を立てているのか
【答弁・深澤局長】道路の整備とは異なり、既存の増設については、土地や費用面、閑散時間帯の課題があるため、実態を確認しながら高速道路会社と連携して検討したい
【答弁・太田大臣】既存のサービスエリアでのスペースの確保とあわせ、利用の分散に向けた対策も重要である
【質問】高速道路保有・返済機構が保有し活用できる土地はないか
【答弁・深澤局長】事業用地は計画に基づき取得しているため余分な土地はないが、民営化時にコスト縮減を測った結果、一部に活用されていないものもある。有効活用に努めるよう指導したい
【質問】豊橋チェックバリアの跡地を大型トラック専用の駐車スペースとして活用が可能だが大臣はどう思われるか
【答弁・太田大臣】よく調べ活用できるならば対策に乗り出したい
【質問】かつて検討された中継基地の整備について、状況が変化した今、行うべきと考えるがどうか
【答弁・太田大臣】持ち帰り検討したい
【質問】深夜割引時間帯の適用を受けるために集中する課題について
【答弁・太田大臣】料金体系の課題は長年かけて決定したものをまずやらせていただきたい