参議院「国土交通委員会」
金子参議院議員が国会で質問、SA・PAの駐車スペース不足など


  運輸労連政策推進議員懇談会所属の金子洋一参議院議員は、3月26日に開催された参議院国土交通委員会にて質問に立ち、「トラックの高速道路利用は、事故発生率が一般道よりかなり低く利用促進が必要だが、SA・PAの駐車スペースが慢性的に不足しており、速やかな対応が必要だ。また、高速道路以外の施設利用も検討され、その場合、高速道路の長距離逓減割引の継続が必要だ。さらに時間帯割引制度の拡大を実現するべきではないか」「交通量のコントロールを大口・多頻度割引と深夜時間帯割引の組み合わせで、理想の状態に持っていけないのか」「自動車取得税を消費税増税時に廃止する替わりに環境性能課税導入は単なる付け替えであり不適当な対応だ」と政府の姿勢を問いました。  
 以上の質問に対し、深澤淳志氏(国土交通省:道路局長)は、「高速道路会社では、5年間で休憩施設14ヵ所、大型駐車場約1,200台分を増設するなど努力してきている。既存サービスエリア等の駐車スペースの増設については費用面から難しい。他の休憩施設との連携を検討していきたい」との見解が示されました。  
 続いて、太田昭宏国土交通大臣からは、「高速道路の外にある休憩施設等を利用するために一定時間内に一時退出した場合は利用者の負担が増えない料金体系を構築していきたい」と答弁がありました。  
 また、青木信之氏(総務省:官房審議官・税務担当)は、「環境性能課税は、本則上、燃費値に応じて税率を変動させる仕組みとして環境性能を課税の柱に組み込んでいる点で、自動車取得税から考え方を転換したものと受け止めている」との見解が示されました。