第53回中央委員会を開催
2015春季生活闘争方針を決定
魅力あるトラック運輸産業に向け、格差是正と労働条件の向上を図ろう


中央委員会全景


あいさつする山浦中央執行委員長

 運輸労連は1月28日、静岡県熱海市の「熱海後楽園ホテル」において、第53回中央委員会を開催。中央委員・オブザーバー約167名が出席しました。
 山浦中央執行委員長は、「政治の状況」「2015春季生活闘争」「政策・制度課題への取り組み」の3点について挨拶を述べました。
 とりわけ2015春季生活闘争については、「経済を持続的好循環の軌道にのせるため、経済成長と所得向上を同時に推し進めることが極めて重要。一方で私たちトラック運輸産業は、他産業に比べ低賃金・長時間労働の実態にあり、日本社会の最大の課題である少子高齢化において、労働集約産業であるトラック運輸産業は深刻な労働力不足が懸念されている。そのためにも、魅力ある産業に向け、労働環境の改善をはじめ今次春闘の取り組みを強化する必要がある。賃金・一時金をはじめ、全般的な労働諸条件を他産業に近づけるため、「底上げ・底支え」「格差是正にこだわる春闘にしたい」と意気込みを語りました。
 続いて、顧問あいさつで赤松広隆顧問(衆議院議員)は、昨年末の総選挙における運輸労連の協力に対し感謝するとともに、「会期中の通常国会でトラック運輸産業で働く皆様の意見を代弁し、諸課題に取り組んでいきたい。新体制となった民主党の力が試される4月の第18回統一地方選挙。運輸労連の仲間の皆様のお力添えを心からお願いします」と国会活動への決意を明らかにしました。 また藤田顧問(元衆議院議員)は、第47回衆議院議員選挙での運輸労連の皆様の協力に対し感謝を述べました。
 議事に入り、小畑中央書記長が活動経過報告と第1号議案「2015春季生活闘争方針」を提案。その後、賃上げ要求額や産業政策課題などについて質疑・応答がされた後、「2015春季生活闘争方針」は満場一致で決定しました。引き続き、今年4月の第18回統一地方選挙必勝決議(案)、スローガンが提案・採択されました。
 最後に岸本中央副執行委員長の閉会あいさつ、山浦中央執行委員長の音頭による「団結がんばろう」三唱をもって第53回中央委員会は終了しました。