第49回中央委員会を開催
2011春闘の闘争方針を決定
誇れるトラック運輸産業への転換をめざそう!


あいさつする山浦中央執行委員長

 運輸労連は1月27日、静岡県熱海市の「熱海後楽園ホテル」において、第49回中央委員会を開催しました。中央委員・傍聴者ら166名が出席。開会の挨拶で高柳中央副執行委員長は活発な議論を要請。長崎県連・太田中央委員と北海道地連・吉岡中央委員を議長団に選出しました。
 挨拶で山浦中央執行委員長は、2011春闘について「魅力あるトラック運輸産業を実現するため、要求額は定昇相当分(1.5%)に格差是正分を含めた賃金水準復元分(1%)を乗じた6,000円中心とし、賃金引上げなど最大限の努力を行う」また「暫定税率の早期廃止を引き続き求めるとともに、抜本的な税制改革が行なわれないままでの地球温暖化対策税(環境税)の導入に反対」であると述べました。
 来賓挨拶で赤松広隆顧問(民主党衆議院議員)は、2月6日投開票の愛知県知事選・名古屋市長選について触れ「春の統一地方選挙で反転攻勢のきっかけとなる選挙に」と挨拶し、運輸労連の支援・指導を要請。また、藤田一枝顧問(民主党衆議院議員)は、昨年を「与党としての厳しさを痛感した1年」と振り返り、社会保障・税の抜本改革への決意を述べました。
 議事に入り、池上中央書記長が活動経過の報告と「2011春季生活闘争方針」の提案、市川中央書記次長(総務財政部長)が「連合会費(中央)および連合地方交付会費(中央)の取り扱いについて」の提案を行なった後討議。各中央委員から「運輸労連独自の要求額設定を」「労働時間短縮の具体的な指導」「時間外割増率の一律適用」「最賃協定の締結の前進と、実態に即した最賃額の設定」「暫定税率廃止への粘り強い対応を」「近畿地方での運輸振興助成金に関する署名活動」「高速道路の距離別料金反対への対応強化」「交通基本法における物流の位置付け」「オブ加盟制度の規約化」「非正規の組織化指針の改正について」などの質問・要望が出されました。
 これらの質問・要望に対して中央本部の各担当役員が答弁した後、「2011春季生活闘争方針」と「連合会費(中央)および連合地方交付会費(中央)の取り扱い」の2議案を満場一致で決定しました。    
 また、今春行なわれる第17回統一地方選挙に向け、運輸労連の推薦候補者全員の当選をめざし、組織の総力を挙げて闘い抜くとする「第17回統一地方選挙必勝決議案」を採択しました。  
 最後に岸本中央副執行委員長の閉会挨拶、山浦中央執行委員長の音頭による「団結ガンバロー」三唱をもって第49回中央委員会を終了しました。