第48回中央委員会を開催
2010春闘の闘争方針を決定
誇りを持って、将来を見据えた運動を!

賃上げ要求額は、平均4000円を中心に
暫定税率廃止に向け、署名活動等具体的アクションを

 運輸労連は、第48回中央委員会を1月28日、静岡県熱海市の「熱海後楽園ホテル」で午後2時から開催。中央委員・傍聴者ら162名が出席しました。司会に当たった狩屋中央副執行委員長が活発な議論を要請し、石川・杉浦中央委員と鳥取・青木中央委員を議長団に選出しました。
 挨拶に立った山浦中央執行委員長は、2010春闘の課題を提起。「要求額を4,000円中心、賃上げ体系の見直しなどをしっかり要求」また「暫定税率は引き続き廃止を鮮明に署名活動等のアクションを起こすとともに、営業トラックへの違法駐車取り締まり緩和など、政権交代をチャンスと受け止め、一歩前へ出る運動を行っていきたい」と訴えました。また、来賓として出席した藤田一枝顧問(民主党衆議院議員)は、「新しい政治の流れを安定させるために、次の参議院選挙でも皆さんのお力を発揮していただきたい」と挨拶しました。
 池上中央書記長が活動経過の報告と「2010春季生活闘争方針」の提案、市川中央書記次長(総務財政部長)が「連合の会費および連合地方交付金の取り扱い」の提案を行なった後討議。各中央委員から「賃金要求の考え方の根拠」「一時金の要求方法」「最賃協定の締結のさらなる前進を」「規制緩和の是正」「高速道路通行料、休日1000円の問題」「違法駐車取り締まり問題」「改正労基法(割増率)の施行」「暫定税率維持で多くの仲間に不満が」「参院選組織内候補の擁立を」「連合会費値上げについて組織内議論が不十分」などの質問・要望が出されました。これらの質問・要望に対して中央本部の各担当役員が答弁された後、2010春季生活闘争方針案と合わせて「連合会費および連合地方交付会費の取り扱い」の2議案を満場一致で決定しました。  
 また、今夏行なわれる第22回参議院議員選挙に向け、運輸労連の推薦候補者全員の当選を勝ち取るべく「第22回参議院議員選挙必勝決議案」を採択しました。
 最後に石田中央副執行委員長の閉会挨拶、山浦中央執行委員長の音頭による「団結ガンバロー」三唱をもって3時間に及んだ中央委員会を終了しました。