運輸労連第42回定期大会 7月2〜3日福岡市で開催
2009〜2010年度運動方針を決定

山浦新中央執行委員長をはじめ30名の中央役員を選出
政権交代で私たちの政策実現を!

 7月2日(木)〜3日(金)の2日間、福岡市「アクロス福岡」において「運輸労連第42回定期大会」が開催され、全国から代議員・オブザーバーをはじめ800名が参集。2009〜2010年度運動方針が決定しました。
 また、役員改選において、土屋中央執行委員長が退任。新たに山浦正生氏(全日通労組)を中央執行委員長に選出しました。
 来賓として、連合・高木会長をはじめ、連合福岡・高島会長、交運労協・渡辺議長、交通労連・山口中央執行委員長の他、福岡市・吉田市長や運輸労連顧問の民主党・赤松衆議院議員と藤田氏などが出席され、それぞれあいさつされました。  
 また大会では、来たる総選挙に向け「第45回衆議院議員総選挙必勝決議(案)」を採択。 山浦新中央執行委員長は新役員代表あいさつで「責任の重さを痛感。新しい時代に相応しい、一歩前に出る運動を展開し、時代の変化に応えられる運動で政策課題を実現したい。とりわけ次期総選挙では推薦候補の全員当選と政権交代を実現しよう」と決意を述べました。

旧役員のみなさんへの感謝と新役員を代表して決意を述べる山浦新執行委員長
スローガン
新たな時代に相応しい「物流体系」の創造を!
誇れる運輸産業への転換をめざし、今日を変え、明日をつくるため
みんなの力で諸政策を推進し、組織の拡大をはかろう!


委員長挨拶(要旨)


中央執行委員長
土屋 哲世

これまでの価値観から転換をはかり、力強い政策で現状打破を!

  日本は今、政治・経済・社会の全般にわたり、歴史の大きな転換点に立たされています。労働組合も例外ではなく、私たち運輸労連は今定期大会を「これまでの価値観から転換をはかり、新たな運動を創造する大会」と位置づけました。その上で今期は次の4つの点に力を入れたいと思っています。
 まず春闘ですが、09年度の国内貨物総輸送量は40年ぶりに50億トンを下回る見通しで、少子高齢化の中では、大幅な輸送量の回復や増加は期待できない状況です。来春闘では「みんなで渡れば怖くない」というこれまでの業界体質や発想を改めさせ、労使が真摯に向き合う春闘交渉を展開していきたいと考えています。
 次に政策・制度への取り組みですが、6月8日、連合に加盟する三役産別組合を中心に15の産別組織からなる「路面の産業政策に関する連絡会議」を立ち上げることができました。閉塞感が続いている運輸産業の現状を打ち破るためにも、産別組合の枠を超えた活発な議論を展開していきたいと思っています。
 雇用問題ですが、5月の完全失業率は5.2%で、補正予算に盛り込まれた雇用対策費は雇用創出には生かされず依然として厳しい状況が続いています。私たちは「雇用の安定と拡大」をキーワードに、福祉・医療・地域・労働・環境をベースとした180万人の雇用創出を求めていきたいと思います。
 最後に、「政権交代」は誰にも止められない流れとなっています。来る総選挙では両顧問の小選挙区での当選はもとより、推薦候補の必勝と政権交代実現を期し、組織の総力をあげて闘い抜くことを確認し合いたいと思います。