第37回運輸問題研究集会(10/9〜10)

「労働政策」「産業政策」「組織拡大」の具体的取組みについて議論を展開

 10月9日〜10日、第37回運輸問題研究集会が、静岡県浜松市・遠鉄ホテルエンパイアにおいて、各単組、各地域の役員350名が参加し、開催されました。
 主催者を代表し土屋中央執行委員長はあいさつのなかで、先の参議院選挙や国会情勢、産別運動に関する課題について述べると同時に「札幌での定期大会で決定された運動方針の肉付けを行う今回の運研集で、実り多い成果が得られることに期待したい」と述べました。
 記念講演では、(株)カーゴ・ジャパン代表取締役社長・西村國紀氏から「専門紙から見た物流業界の課題」、労働政策研究・研修機構副主任研究員・呉学殊(オウハクスウ)氏から「パート・契約社員等の組織化について」の講義をそれぞれ受けました。
 その後、翌日の各分科会の問題提起を、池上中央書記長から受け、第1日目を終了。
 2日目は午前8時30分から、参加者が3つの分科会にわかれ、それぞれの討議課題について議論。
 第1分科会は「中小単組のヤマ場設定・時短・雇用延長制度の実態等について」―08春闘におけるヤマ場設定のあり方や、総労働時間の短縮に向けた取り組み、少子高齢化に対応した継続雇用について。
 第2分科会は「産業政策の確立に向けて〜直面する政策・制度要求の取り組み」―行き過ぎた規制緩和と燃油高騰により、さらに深刻度を深めた運賃料金問題と、団塊世代の大量退職と少子高齢化による労働力不足への対応。
 第3分科会は「組織拡大目標の達成に向けて」―ダッシュ2007の結果を踏まえ、ダッシュ2009でいかに目標達成を果たすか、その具体的な取り組み。
 各分科会では、各単組、各地域での取組み報告や課題などが討議され、今後の運動に反映していくことを確認し、2日間の運輸問題研究集会を終了しました。


 第1日目 全体集会
 
主催者あいさつ 土屋中央執行委員長
講演(1)(株)カーゴジャパン 西村代表取締役社長
講演(2)労働政策研究・研修機構 呉(オウ)副主任研究員
問題提起 池上中央書記長
   
 第2日目 分科会