運輸労連第40回定期大会を北海道札幌市で開催(7月5〜6日)

2007〜2008年度運動方針を決定。新役員を選出。
築こう魅力ある産業 増やそう仲間 そして組織の強化とがりを

 運輸労連第40回定期大会が、7月5〜6日に、北海道札幌市の「ロイトン札幌」で開催されました。全国から代議員・オブザーバーをはじめ約800名が参集。「2007〜2008年度運動方針」「2007年度一般会計予算」などを決定しました。

 大会には、連合の古賀事務局長、交運労協の宮下議長、交通労連の山口委員長などが来賓として臨席され、それぞれごあいさつをいただきました。また、運輸労連顧問である赤松衆議院議員(民主党副代表)と前衆議院議員の藤田氏からもごあいさつをいただきました。

 2007〜2008年度運動方針では、「賃金・労働条件」「政策.制度課題」「雇用確保」「産別組織の強化拡大」など向こう2年間の方針を決定しました。

 役員選出では、土屋中央執行委員長(再選)、池上中央書記長(新任)をはじめ30名の中央役員を選出しました。なお、今大会で退任された役員は、溝上中央副委員長(特別中央執行委員に就任)、片山中央書記長、他7名の中央役員が退任されました。

 

 


委員長挨拶(要旨)


中央執行委員長
土屋 哲世

 2007春季生活闘争では、要求基準について交通労連と足並みをそろえて積極的に取り組んだ結果、前年実績上回った回答を多くの単組が引き出した。しかし、他産業の引き上げ額にはほど遠く、格差是正までにはいたっていない。来春闘では、より一層、交通労連との連携強化をはかっていきたい。
 今後の政策課題の重点課題として、(1)組合員は一人たりとも飲酒運転を行わない (2)駐車禁止取締り対策では違法とならない仕組みづくり、(3)人材確保問題では、労働力はコストとの発想から転換をはかり、人は品質、安全コストへの投資と捉え、労使で労働環境の改善に取り組む、(4)組織強化と組織改革については、財政規模に見合った効率的な組織運営をはかっていく。
 また、来年は産別結成40周年の節目の年。歴史を大切にしながら、(1)交通労連との連携強化、(2)外資系の物流会社に働く仲間の組織化、(3)民営化される郵政関連組合との交流・連携など、「村意識」を払拭し胸襟を開いた関係を築きたい。
 参議院議員選挙の公示日が1週間後にせまっている。運輸労連の推薦する候補者全員の当選を期し、総力をあげて選挙戦を取り組みたい。